ホーム > 楽器事典 > パーカッション

楽器事典-パーカッション

津軽三味線

パーカッションとは・・・

パーカッションとは、英語で「打撃」という意味です。
本来はドラムセット等を含めた「打楽器」全般を指しますが、ポピュラー音楽ではドラムセットに組み込まれる打楽器とは区別して使われます。
打撃音によってリズムを出す構造の楽器がほとんどで、動物の骨を叩いたり擦ったりするだけのものも含め、その種類は大変豊富です。また構造が原始的なためにその歴史も古く、世界各地で最も早くから生まれた楽器だといわれています。

主なパーカッションの種類

コンガ

キューバを代表する打楽器です。正式には「コンガ」はキューバ音楽で使われるリズム名のことで、現地では「トゥンバドーラ」と呼ばれています。
樽型に作られた木製の胴の上面に動物の皮が張られています。その大きさにより数種類あり、それぞれ小さいものからキント・セグンド(コンガとも呼ぶ)・トゥンバドーラ等の名前が付けられ、複数使用する場合はそれぞれに音程の高低をつけて使われます。また、ひとつの楽器のなかでも叩き方などで沢山の音色を使い分けることができ音量も豊富なため、古くは通信手段としても使用され、植民地時代には使用を禁じられていたという歴史もあります。

奏法

多くは素手で打面(皮)を叩いて演奏され、打面の端を指全体で押さえ込まずに叩く「オープン」と、指先で打面中央部を強く打つ「スラップ」、スラップにも叩いた後に押さえ込まない「オープンスラップ」、叩いた後に押さえ込む「クローズドスラップ」の種類があり、他にも「ベース」「クローズ」「モフ」「ヒール」「トゥ」など数々の奏法があります。
椅子に座って楽器を床に置く座奏と、立って楽器をスタンドによって上げる立奏が一般的で、カーニバルの際には肩から吊るして歩きながら演奏する場合もあります。

ジャンベ

マリ、ギニア、コートジボワール、ガーナなどの西アフリカを代表する打楽器で、ジンベ、ジェンベと呼ばれることもあります。 木製の胴の上部に山羊の皮を張った片面太鼓ですが、花器の形に似た胴は上部から中央部にかけて口径が狭くなっており、この打面中央部に他よりも共鳴胴の深さを設けた構造により低音の増強が計られています。(低音は打面中央部から、高音は打面端部から発せられています。)

奏法

コンガと同じく素手で演奏され、現地では主に儀式などで使われています。
音色に意味を持たせた宗教的な要素によりその音色は非常に多彩で、400種類以上とも言われます。
立奏・座奏ともに股に挟んで演奏するのが一般的で、立奏時には紐で肩から掛けて固定します。

カホン

ペルー発祥の打楽器で、古くはキューバの民族音楽で用いられてきました。
「カホン」とはスペイン語で「箱」「引出し(家具に用いられるもの)」という意味があります。
その名の通り、木製の箱の面を叩いて演奏する打楽器で、側面にはサウンドホールの穴がひとつ空いています。打面の裏には弦や鈴など仕込むことが多く、それにより独特のバズ音を得ています。
豊かな低音と、バズ音の効いた高音によりドラムセットの代わりに用いられたり、フラメンコギタリストのパコ・デ・ルシアがアンサンブルに使用したことよりフラメンコの重要な伴奏楽器としても使われています。
楽器自体に座って演奏するペルー式と、椅子に座り、股に挟んで演奏するキューバ式の2つに大きく分かれます。

奏法

多くは楽器自体に座って素手で演奏され、中央部を叩くと低音、端部を叩くと高音を得られます。
コンガのようにスラップを使用したり、打面以外の面を叩くこともあります。

ページトップへ